September 17, 2017

FF外から失礼します



本記事は英会話ネタではありません。
日本と英語圏の文化の違いのようなものについて書きます。


ツイッターの、

  • FF外から失礼します
  • 巻き込んでますよ(巻き込みリプ)
  • フォローのお礼 フォローのお礼と言うか挨拶は英語圏でもなきにしもあらず


日本でツイッターが流行る前から国外でアカウント登録をして、日本人ユーザーが拡大した頃に日本語ユーザーのツイートを見始めた頃に、

日本人同士で独自のルールや勝手なマナーを勝手に作ってそれを守らない人を批評しているという村社会の縮図

を見た気分になりました…。

ツイッターやインスタグラムが日本発祥ならまだしも、そもそも知らない世界中の人々の発言も読めたりシェアしたりできるツールとして広まったのがツイッターなのに。

なんだか「いいね」をしたりリツイートをするのも怖くなってしまいました。
そりゃ「公園デビュー」って言葉も出来るわけだ。暗黙のルールとかわからないもんね…。


英語でツイッターをやっていると、例えカナダでカナダ在住の人向けにカナダのことを呟いても、アメリカやイギリスはもちろん、アフリカやアジア、ヨーロッパなど、英語圏以外からも検索に引っかかったりハッシュタグでつながったりしてコメントが来ます。

リツイートのボタンが表示されている限り、知らない人に話しかけるのが良しとされる文化圏の人に「無言リツイートお断り」なんてのは通じません。

「リツイートする」のボタンは機能しているのに、
「FF外からのリツイートはお断りします」
という、アプリの機能以上のことを言葉で強要するのって、怖い。ツイッター社が良いって言ってることをダメって言うなんて。

日本流にアレンジして決まりを作って縛っちゃう怖さ(ダサさ?)とでも言いましょうか。

県庁所在地の〇〇市(新興住宅地)に住んでいた頃には普通に市営公園のブランコで遊べていたのに、近隣の□□町(先祖代々住む人ばかり)に引っ越して来たらブランコを利用するのにガキ大将(同級生△△君のお兄ちゃん)の許可が必要になった、みたいな感じでしょうか。(余計わかりづらい例えw)

まあ「FF外から失礼します」もフォローのお礼も丁寧でだし言われた方も嫌な気はしないとは思いますが、無言フォローが失礼にあたるようなものとは思えません。




英語でホニャララとチョメチョメ





今日は、
  • なになに
  • 〇〇(まるまる)
  • ほにゃらら
  • チョメチョメ
  • ______(空欄)
  • なんとかかんとか
  • なんちゃら
の類は英語で何て言うの?と言う検索に引っかかることを期待して何か書きます(笑)。

なになに、〇〇(まるまる)、ほにゃらら、チョメチョメ


英会話のレッスンなどで、「私は******が好きです」と言うとき、日本語だと
  • 私はナニナニが好きです
  • 私はマルマルが好きです
  • 私はナントカが好きです
  • 私はホニャララが好きです
  • 私はチョメチョメが好きです
などと言いますが、英語だとsomethingやwhateverなどが使われます。

I like *******
I like something
I like whatever

前後関係が大事なので、いきなり「I like something」と話し出したら「私は何かが欲しい」という要求になってしまい「私はナニナニが欲しい」にはならないので、何か例文などについて話していることが前提ですヨ。

_______(空欄)


クイズ番組や学校のテストなどで穴埋め問題の穴埋めの箇所を言う場合に限り、blankと言います。

日本語でも「〇〇」となっている場合は「マルマル」と言うように、
英語で_____となっている場合は「blank」と言います。


I like ______. は、
I like blank. と読むことができます。

北米にお住いの方は、blank(ブランク)の「ラ」の音は「レァ」として「ブレァンク」と発音するつもりで言ってみると良いかもしれません。あくまでもつもりね。



なんとかかんとか、なんちゃらかんちゃら

単語1語の場合(ナニナニ、など)の場合はsomethingやwhateverで対応できますが、文章の場合(「なんとかかんとか」、「なんちゃらかんちゃら」)は、

  • blah blah blah 
  • yadda yadda yadda (←やれやれやー、に聞こえる)
などが使われます。

例)「先生が宿題やりなさい、さもないとナントカカントカ、って言ってた。」
→ She said I had to do my homework, otherwise blah blah blah

blah blah blah はもうお説教長すぎて良く聞いてなかった、的な印象が含まれます。

「なんちゃらかんちゃら」を「なんちゃら」と言うように、
blah blah blahも「blah」と略すこともあります。


その他

something つながりで1つ。
「40代」は英語で 40 something と言います(30代は 30 something)。
「四十代の女性」なら a forty-something woman。


最後に、なんとかかんとかに似た感じの言葉を1つ。
this and that

あれだのこれだのが好きって言ってた」
→ He said he liked this and that.


あれやれこれやれ言われた」
→He told me to do this and that.





ホニャララなんて90年代後半、チョメチョメなんて80年代によくテレビで聞いていた言葉なので、今は使われてないかもしれませんね。

September 15, 2017

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1.なぜアップをつけない


海外生活のあと、ちょこっと日本の会社で働いたことがあるんですが、和製英語で「ん?」と思うことがありました。

一度書類の提出をお願いしてあるけれど、まだ提出されてない場合もう一度催促なり状況を伺うなりすることってありますよね。

そのことを英語ではフォローアップと言います。

I'll follow up.
→確認しときますね。
※上司や同僚に「あの人まだ返信してないよね?」と言われたあとなどに

I'd like to follow up on my previous message.
→前にお送りしたメールについて再度ご連絡を差し上げております。

a follow-up e-mail
確認のメール

ですが、その会社では上司から
「フォローしておいてくださいね」
と「アップ」なしで言われてました。

「アップ」が無く「フォロー」だけだと
  • ツイッターでフォローする
  • 誰かの後ろをついて行く
のようなことが頭に浮かんでしまい、ちょっとモヤっとしてました。
まぁ、それだけのことなんですけど。別に業務に支障があったわけでもないし。

はい、独り言です。


*  *  *


余談ですが、メイクもそうですね。
化粧は日本語ではメイクですが、英語でmakeだけだと何のことかわかりません。
メイクアーティストではなくメイクアップアーティストって言うでしょ?
化粧はmakeupなのです。
なのにサムネにmakeと書いて出しちゃうユーチューバーとか多くて残念です。
メイク「アップ」です。




2.なぜアップをつける


その反面、わけもなく「アップ」がついて一見英語のようなオリジナルのカタカナ語を作り出す日本の広告業界もなんだかなーと思いました。

ボリュームアップ
バージョンアップ
スリムアップ
スタイルアップ

まあ言わんとしてることはわかるけど(僕日本人なんで)。

しかーし!
そもそもアップは動詞じゃないので「上げる」という動詞として使えません。


百歩譲って
ボリュームをアップする
バージョンをアップする
はまぁいい。和製英語だもん。

でも
スリムをアップする(?)
スタイルをアップする(?)
はちょっと…。ダイエット製品で「アップ」って言うのはどうかと(サイズも体重もアップしそう)。


ボリュームをアップする
と言いたいなら、動詞+ボリューム、になっていないといけません。
例えば increase the volume とか。

バージョンをアップする
と言いたい場合、すでに upgrade という言葉がありますが、どうしてもバージョンをどうこうしたいと言う場合は、同様に動詞+バージョン、になるべきです(get a new version とか)

スリムをアップする(?)
これも動詞+スリムにしないといけません。
become slim (スリムになる)とか。

スタイルをアップする(?)
これも動詞+スタイル。
be stylishとかかな?(もうstyleですらないw)
いろいろググって見て下さいね(丸投げ)。


「なになにアップ」という言葉を聞いたときに、名詞+アップだったら疑って下さい。
動詞+アップが正しいはずです。
follow-up
check-up
back-up
make-up
など

動詞とか名詞とかよくわからない人は、ドリル式の問題集を繰り返し解いていくと慣れると思います。数独とかクロスワードのようなノリで問題集をやってました。楽しいですよね。TOEICやTOEFLの選択問題。



イギリス英語とアメリカ英語の間で



今回はなんちゃって英会話講座の本領発揮の記事です。
どうやって発音をごまかすか、です。

発音に関しては、ざっくり言うとカナダ英語ってアメリカ英語とイギリス英語の間なんじゃないかと個人的には思っています。

例えばHotは
イギリス英語では口を「お」の形にして「ホット」、
アメリカ英語では口を「あ」の形にして「ハット」。

Danceは
イギリス英語では口を「あ」の形にして「ダーンス」、
アメリカ英語では口を「え」の形にして「デァンス」。

Walkは
イギリス英語では口を「お」の形にして「ウォーク」、
アメリカ英語では口を「あ」の形にして「ワーク」。


Water
イギリス英語では「t」が「ち」の音で、イコライザーの一番右(ドンシャリのシャリ)が一番上まで上がってる感じにして「ウォーチャー(?)」
アメリカ英語では「t」を「d」みたいにしてさらに「r」が強い感じで「ワードゥー(ルみたいなドゥ)」。


…だと個人的には思っているのですが、カナダ英語の場合は、これら英語と米語の間ぐらいの音で力を抜いて軽く言えばそれらしく聞こえるというのが経験上わかりました。

Hotの「o」
イギリス英語ほど「お」じゃないけどアメリカ英語ほど「あ」でもない。
→(ハに近いホで)/hɒt/

Danceの「a」
イギリス英語ほど「あ」じゃないけどアメリカ英語ほど「え」でもない。
→「デェァンス」の「ェァ」を短めにサラッと /dæns/

Walkの「a」
イギリス英語ほど「お」じゃないけどアメリカ英語ほど「あ」でもない。
→「ア」に近い「オ」で/wɔk/


Waterの「t」
イギリス英語ほど「ち」じゃないけどアメリカ英語ほど「だ」でもない。
→間をとって「ウォートゥー/wɒt ər/ 」

まあ発音ネタを文字でやってんなよ、って話ですよね。すみません(笑)。

イギリス英語やアメリカ英語の場合、それぞれしっかり発音しなければいけない、いわば悪意のあるモノマネをする感じだと思うのですが、カナダ英語の場合は英と米の両極端にならないことを心がけて、力を抜いて、なんなら小声でさらっと言ってあわよくば聞き流してもらうつもりで発音するぐらいの雰囲気モノマネ路線が良いのでは、と思っています。


※もちろん個人の感想です。


September 14, 2017

ウォータースライドとローラーコースター

PAKUTASO/ぱくたそ フリー写真素材


ウォータースライダーではない


「やっぱ再生回数が稼げるのって、プールの滑り台の動画だよね~。GoProとか持ってさ。」

という話をするのに、カナダ人の聞き手になかなか話が通じません。


どうやら僕はプールの滑り台のことを water slider  と連呼してしまっていたようなのです。
ハズカシイ。

滑り台はslideなので、水が流れる滑り台は water slide 、ウォータースライ、なのです。ウォータースライダーではなく。

ジェットコースターでもない


自分でもなぜスライドではなくスライダーと言い続けてしまったのか考えましたが、きっと絶叫マシーンのことを考えていたんでしょうね。

「だって英語でもローラーコースターって言うじゃん!ローラーコーストではなく!」

と言おうとしたら大声で jet coaster と言ってしまいました(和製英語)。

これは即座に気づいて roller coaster と訂正しましたよ。



結局和製英語に騙されてた(笑)

と、このブログ記事を書くにあたり、念のため「ウォータースライダー」で検索してみたらたくさん出てきました。

どうやら僕も和製英語で覚えていた一人のようです...。

ちなみになぜ話が通じなかったかというと、water slider とer を付けて「滑る人、モノ」と聞こえたので、プールの滑り台を滑る人、または滑り台を滑る乗り物(浮輪など)の動画の話かと思ってしまったからだそうです。






September 11, 2017

RiceをLiceと言っても気にすんな

英会話業界の脅し

正しい発音を教えることを商売にされている方々にとっては、日本人が発音を気にしなくなって、他の国の人々のようにズケズケと自己主張し始まったら商売あがったりです。

だからレストランで「ライス」をriceではなくliceと言ってしまったら米じゃなくてシラミが出てきてしまいます!なんてことを言うわけです。

LとRの違い

確かにLとRは難しいですよね。celebrateのLとRを入れ替えてしまったら何のことか聞き取ってもらえないし、law(法律)と raw(生)じゃ大違いです。

文章では難しいですが、Lは舌が前の方、上の歯の裏につく感じ、Rは舌が口蓋につかない感じですね。

文章じゃ難しいw

文脈でわかるだろ普通

でも、普通レストランでシラミ出すか?キッチンでシラミ用意してるってか?w
文脈でわかるはずです。

明らかに関東弁でない人が
「雨なめる?」
とそれなりの状況(手に飴を持ってるとか)で言ってきたら、関東民なら
「あ、この人『飴なめる?』って言ったつもりなんだな」
とわかるでしょう。

そもそもカナダのレストランは日本のようにパンかライスかが標準ではありません
たいていパンは最初から付いてきます。



聞かれるとすればパンかライスではなく「フレンチフライかサラダか(とかマッシュドポテトかベイクドポテトか)」だったりします。そう、田舎町ではそもそもライス自体が選択になかったりするのです。もちろんアジア料理の店にはありますよw

まとめ

その場の状況でわかるはずなので、過度な心配は無用です。
生魚のことを law fish と言ってしまったところで誰も「法の魚」などとは思わないでしょう。意味は通じるはずです。単語によっては陰で笑われるかもしれないけど

...そう、意味は通じるけど恥ずかしいかもね。
やっぱり発音矯正の教材は買いましょう(なんだそりゃ)。



※すべて個人の感想です。

September 5, 2017

フライドポテトは英語はじゃない?

 ©なんちゃって英会話


フライドポテトって、ちゃんと「フライ『ド』」って「揚げ『た』」っていう受け身になってるし、ジャガイモはポテトだし、文法的には合ってるので、ちゃんとした英語です。

でも、ハンバーガー屋さんでフライドポテトって言いません。多分きっと、フライドポテト下さいって言うと、「揚げた芋下さい」みたいになってしまうのではないかと思います。

「揚げた芋」は日本語の文法として間違ってないけれど、慣習的に「揚げた芋」とは言わないですよね?みなさんは何て言う?そう、「フライドポテト」。


北米では、よくハンバーガーショップで売ってるあのフライドポテトは

Fries
フラー

と呼ばれています。
フレンチフライズのフライズです。

なぜフレンチかというと、フランス語を話す移民(ベルギー?)がニューヨークでなんちゃら、ってミステリーハンターが言ってました。詳しくはググって下さい。

このブログBloggerの運営はGoogleなので私はGoogle推しです)


ちなみにイギリスとかニュージーランドとかの British English ではfriesと言わず、はい、そうです、fish and chips でおなじみ chips ですね。


というわけで、やたらカタカナを使いたがるちょっと気取った人が「フライドポテト」と言うと「タートルネックをとっくりって言った人のこと笑ってるけどフライドポテトも英語じゃねーし」と思うし、「ポテトのMサイズ」って聞くと「やたら横文字言ってる風だけどそれ本当は medium (French) fries だし」と思います。


とはいえ日本でフライズと言っても通じないので、おとなしく「ポテトの〇サイズください」って言っているので人のこと言えないんですけどね。



※すべて個人の感想です。